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医学部の面接対策!面接でよく聞かれることとは

公開日:2022/09/15  


限られた時間内で自分を伝えることが求められる面接に対して、苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか。難易度・人気ともに高い医学部を目指す場合、学科試験だけでなく面接の対策を行うことも必要となってきます。この記事では、医学部入試面接の意味と事前準備、面接で聞かれること、グループ討論の進み方などについて説明します。

面接の意味と事前準備

医学部入試において面接をおこなう意味は「将来の医師としてふさわしい人物であるか」を判断することです。医師には、知識のほか人間力やコミュニケーション能力も必要とされるため、学科試験だけでは分からない受験生の人間性を知ることを目的としています。基本的な受け答えとともに、誠実さや熱意を伝えることができるようにしておきましょう。面接対策を始める時期としては、国公立大学の一般入試であれば共通テスト終了後がよいでしょう。

なぜならば、共通テストの結果により、志望校が変わるケースがあるため、共通テスト後に対策を始めた方が効率的だからです。国公立大学や私立大学の推薦入試が第一志望であれば、出願する大学を決めた時点で対策を始めましょう。一般入試よりも面接の比重が高かったり、質問の傾向が異なったりするので、早めの対策が重要になります。

面接ではどんなことを聞かれる?

ほとんどの大学の医学部入試面接で聞かれる質問として「志望動機」があります。志望動機を考える際には、受験予定の大学のホームページやパンフレット、募集要項などを参考にすることをおすすめします。これらには、大学の理念や求める人材像が記載されているため、ほかの受験生と差別化を図ることが可能です。作成した志望動機は学校の先生や予備校の先生などに見せ、添削をお願いします。自分では気付かなかった間違いなどを修正してもらえるでしょう。

志望動機の延長線として、当該大学が設置されている都道府県の医療事情について聞かれることもあります。私立ではほとんどありませんが、国公立大学では比較的多い質問のため、しっかりと確認しておく必要があります。受験する大学がある都道府県の医療圏の区切りやそれぞれの特徴、二次医療の病床機能数、医師確保のための施策など、よく調べてから面接に臨みましょう。

また、安楽死などの医療に関する問題や高齢化・環境問題などのような最近の社会問題について聞かれることも多いため、普段からアンテナを張って情報を収集し、自分の考えをまとめておくことも大切です。

そのほか、自分にとっての理想の医師像、尊敬する人物、自分の長所・短所・趣味・特技、家族構成、最近読んだ本、併願校などについても聞かれることがあります。面接・小論文の対策本や学校・予備校の合格体験記などで、医学部の入試面接におけるよくある質問や答え方のポイント、面接の形式、面接室の配置などを研究して、どのような質問を受けても答えられるようにしておきましょう。

グループ討論はどのように進むのか

医学部入試面接の形式としては「個人面接」「グループ面接」「グループ討論」があります。個人面接は、一般的に1名の面接者に対して面接官2~3名程度が担当し、面接時間は10~15分程度です。グループ面接は、複数の面接者(4~5名程度)に対して面接官2~5名程度で、面接官から順次質問されることが多いでしょう。この2つは、面接官から直接質問されたことに対して回答する形式ですが、グループ討論だけは少し異質です。

グループ討論はある「テーマ」について複数の面接者に討論させ、面接官が討論の行方を見て評価をくだす形式で、討論を通じて受験生のコミュニケーション能力を見ています。時間は一般的に15~20分、長くて30分程度という大学が多く、十分な議論ができるほど時間は与えられません。初対面の人たちではありますが、可能なかぎり早く話の本論に入り、与えられたテーマを見てどのように扱うかを瞬時に判断する必要があります。

テーマは大学によって大きく異なり、医療過誤など医療に関するものからマイナンバー制度など社会に関するものまで非常に幅広いです。グループ討論だけで簡単に入試結果が決まるような差は付きにくいため、きちんと準備をしたうえで誠意をもって討論をおこない、社会的に成長していけることをアピールできれば及第点をもらえることでしょう。グループ討論に余裕をもって臨むことができるように、過去に出されたテーマには一通り目をとおし、必ず事前に練習しておいてください。

まとめ

この記事では、医学部入試面接の意味と事前準備、面接で聞かれること、グループ討論の進み方などについて説明しました。医学部は高偏差値な受験生が集まる人気の学部であるため、合格するためには学力を上げるとともに、入念な面接対策を行うことも大切です。医学部特有の質問があったり大学によって傾向が異なったりして自分だけでは面接対策が難しいと感じた場合は、医学部受験に関して確かな知識と実績があり、面接対策をサポートしてくれる医学部予備校に相談してみるとよいでしょう。的確なサポートで効率的に対策を行うことができるのでおすすめです。

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