受験生がメンタルを保つ方法を紹介
受験生は、長時間の勉強によるストレスや失敗できないという不安感から、メンタルを崩しがちです。競争が過酷な医学部志望であれば、なおさらでしょう。そこで今回は、受験生がメンタルを保つ方法を紹介します。本記事の内容を参考に、少しでも受験のストレスを和らげ、メンタルのケアをしてみてください。
睡眠・休養をしっかりととる
受験生にとって、体調管理は非常に重要です。なかでも、睡眠と休養について詳しく見てみましょう。
睡眠
受験勉強のためには、毎日8時間の睡眠を確保して脳をしっかりと休めましょう。ただし、単に睡眠時間を増やすだけではなく、質のよい睡眠をとる必要があります。質のよい睡眠を得るための方法はいくつかあります。
たとえば、アロマオイルを使用してリラックスした状態を作り出したり、お風呂に浸かって身体を温めたりすると効果的です。質のよい睡眠を十分にとれば、1日の勉強で疲れた脳を休め、情報整理がしやすくなります。
休養
休養も重要な自己管理のひとつです。不安や悩みが溜まりストレスとなると、体力が消耗し、集中しにくくなります。ストレスを抱えた状態では勉強のモチベーションを失い、やる気が出ません。
受験生にとって、休養は有効なメンタルケア法のひとつです。心身ともに疲れ切っている状態では集中力が続かず、時間だけが無駄に過ぎてしまい、非効率です。集中力が切れたと感じたら休憩を取り、メリハリをつけましょう。
たとえば、3日間は何も考えずに遊んだり、好きなことをしてリフレッシュするのはどうでしょうか?その後以前と同じように勉強を再開できれば、3日間の遅れは取り戻せるはずです。
休養をとると、心身ともにリフレッシュされ、気持ちを切り替えられます。ストレスを正しく解消できれば、再び集中して勉強に取り組めることでしょう。
周囲のに悩みを相談する
受験勉強を続けるうちに、不安や悩みを抱えてしまい勉強に集中できず、ストレスが溜まってしまうケースはとても多いです。とくに、ひとりでそのストレスを消化できないと、日々の勉強に対する意欲も削がれてしまいます。ひとりで抱え込まないために、周囲の人に相談できる環境を作りましょう。
相談先を定める
多くの受験生が「親には話しづらい」「誰に話したらよいか分からない」と悩んでいます。不安や悩みがある場合、まずは相談先を決める必要があります。塾に通っている人であれば塾の講師に相談するなど、こまめにコミュニケーションをとると、悩みを共有しやすくなります。
相談をするメリット
人に相談するメリットは、自分ひとりでは解決できなかった問題やモヤモヤを洗い出し、周囲の助けを借りて解決できる点です。具体的なアドバイスをもらえるだけでなく、心理的なサポートを受けられれば、気持ちが軽くなります。
相談相手は安心して話せる相手を選ぶ
相談相手としては、塾の講師、学校の先生やカウンセラー、友人などが考えられます。誰に相談するか決める際は、自分が最も安心して話せる相手を選びましょう。信頼できる相手になら、自分の気持ちを素直に話しやすくなり、よりよいアドバイスを得られる可能性が高まります。
相談をするときは具体的に話すとよい
また、相談する際には、自分が何に悩んでいるのか、具体的に話す必要があります。漠然とした不安や悩みではなく、具体的な問題点や困っていることを明確に話せば、相手も適切なアドバイスをしやすくなります。
相談をすることで勉強のモチベーションアップにつながる
相談することで得られる効果は、単に問題を解決するだけにとどまりません。人に心中を話すと心理的な負担が軽減され、勉強へのモチベーションも自然と上がります。受験勉強は長期にわたるので、定期的に相談することを習慣化するのもひとつの方法です。
気が付かなかった新しい視点のアドバイスをもらえることも
さらに、周囲の人に相談すると、自分ひとりでは気づかなかった新しい視点や方法を得られます。たとえば、勉強の仕方や時間の使い方についてアドバイスをもらったり、同じような悩みをもつ仲間と情報交換をしたりと、より効率的な学習方法を見つけられるかもしれません。
合格のイメージをしてみる
受験勉強中は、成績の優秀な子や志望校が同じ友人と自分を比較しがちで、ネガティブな気持ちになりやすいです。成績が思わしくなく、志望校の偏差値に達していないと、不安に押し潰される日もあるでしょう。
しかし、模試の成績がよくても本番で同じ結果が出るとは限らず、逆もまた然りです。周囲の成績優秀な子たちも、本番で必ずしも同じ結果を出すわけではありません。
また、どうしても不安なときは、自分が志望校に合格した時のイメージを頭に思い浮かべましょう。最初は効果がなくても、繰り返すうちに合格のイメージがしやすくなり、メンタルの安定につながります。
まとめ
受験生にとって、メンタルの安定は勉強の質を保つために欠かせません。長時間の勉強や失敗への不安からストレスが溜まりがちですが、しっかりとした質のよい睡眠と休養をとることで、心身ともにリフレッシュできます。不安や悩みを抱えた時は周囲に悩みを相談しましょう。安心して話せる相手に具体的な問題を打ち明ければ、心理的な負担が軽減され、勉強のモチベーションが向上します。さらに、合格のイメージをもつことがメンタルの安定につながります。日々の努力とメンタルケアを続け、合格を目指しましょう。