医学部予備校は個別指導と集団指導どちらを選ぶのがおすすめ?
「医学部予備校には個別と集団の指導方法があるけど、どっちがいいの?」と疑問を持っている人もいるでしょう。この記事ではそんな疑問を持っている人向けに、医学部予備校の指導方法について詳しく解説します。この記事を読むことで、どちらの指導方法を選ぶべきか判断できるようになるでしょう。ぜひご覧ください。
もくじ
個別指導型の医学部予備校に通うメリット・デメリット
まず個別指導型の医学部予備校に通うメリットとデメリットをご紹介します。
個人の学習進度に合わせてくれる
最大のメリットは、学習進度を合わせてもらえることです。集団の場合は、分からないところがあってもどんどん進んでいってしまいます。一方、個別だと分からないというところはすぐに質問をして、疑問点を解消できるのです。「理解が追いつかず授業内容に遅れてしまって分からないところだらけ」ということを避けることができるでしょう。
不得意な部分を集中的に対策できる
2つ目のメリットは、時間割やスケジュールは個人のペースに合わせてもらえることです。オーダーメイド式でスケジュールを作成してもらえるため、不得意な部分を集中的に対策できます。集団の場合は、あらかじめ決められたスケジュール通りに進んでいくため得意な部分を飛ばして苦手な部分を強化するということができません。効率よく不得意部分のみ勉強できるのは個人指導ならではといえるでしょう。
やる気が続かないことがある
ひとつ目のデメリットは、ほかの生徒が周りにいないため刺激を受けることが少ないことです。ひとりで授業を受けているので、自分の成績が学年でどの位置にあるかということやまわりの生徒がどのくらい勉強しているかが分かりません。自己管理がしっかりできる生徒の場合は問題ないですが、自分に甘い考えをしてしまうという生徒の場合は集団のほうがやる気が持続し、成績アップしやすいといえるでしょう。
費用が集団授業と比べて高い
2つ目のデメリットは、ひとりの生徒のためにひとりか複数人の先生が授業を担当するため、費用が高くなることです。一方で集団の場合は、ひとりの先生に対して数十人の生徒が授業を受けるため、生徒ひとり当たりの費用は安くなります。
集団指導型の医学部予備校に通うメリット・デメリット
ここからは集団指導型の医学部予備校に通うメリットとデメリットをご紹介します。上記でご紹介した個別指導型と比べてみてください。
競争環境の中でやる気アップしやすい
集団で授業を受ける場合のメリットは、周りの生徒がどれくらい勉強しているか、どれくらい勉強内容を理解しているかが分かるため、生徒のやる気がアップしやすくなることです。ほかの生徒のテストの点数なども分かるため、競争環境のほうが勉強のやる気が出やすい生徒の場合は集団授業がおすすめといえるでしょう。
学費が比較的安い
集団は個別と比べて、学費が安いのがメリットといえるでしょう。そのため、集団で通常は授業を受けて、苦手な部分や科目だけ個別で指導してもらうという生徒もいます。集団で授業を受ける場合は時間割やカリキュラムは実績や受験研究に基づいたうえで作成されているため、学費が安いといっても受験対策は充分可能でしょう。
学習進度に合わないことがある
集団で授業を受けるデメリットは、あらかじめ用意された授業スケジュールの通り進んでいくため、分からない部分や苦手な部分がそのままになる可能性があることです。個別の場合は、ほかの生徒がいないため分からないところがあればその都度授業をストップして質問できます。一方、集団の場合はひとりのために授業をストップすることは基本的にはないため、授業後に生徒自身が質問に行って自らキャッチアップしていく必要があります。
クラス仲間に左右されることがある
集団で授業を受けると、周りの生徒の状況が分かりやる気がアップしやすいメリットがあります。しかし、デメリットもあるでしょう。まわりの生徒の成績がよかったり、勉強への熱意があったりする場合はいい影響を受けられるのですが、勉強をサボりがちだったり勉強したくない気持ちが大きい場合は悪い影響を受ける可能性もあります。集団で授業を受けるとクラス仲間に左右される場合があるためデメリットといえるでしょう。
個別指導型の医学部予備校が向いている人の特徴
ここからは個別指導型が向いている人の特徴を解説します。
自己管理ができる人
個別で授業を受けるため、自分で勉強のモチベーション管理をしなければいけません。ほかの生徒と比べられないため、自分自身の目標と自分の現在の立ち位置を確認して、対策を考えられる人でないと個別で成績をアップしていくことは難しいといえます。そのため、自己管理がしっかりと行える人に個別は向いているでしょう。
部活動など学校ごとに忙しい人
部活動や学校のイベントごとなどで忙しい場合は、集団よりも個別のほうが向いているでしょう。集団であれば授業に出席できない時や遅刻をしてしまった場合であっても、かまわずに進んでいきます。一方、個別の場合は授業に出席できないときは振り替え授業をすることもできるうえ、遅刻した場合は生徒が到着したときから授業を始められます。
分からないところを質問できない人
恥ずかしい気持ちから分からないところを授業中に質問ができない人は個別のほうが向いているでしょう。集団の場合は、分からない部分はそのときに手をあげて聞くか、授業後に先生のところへ行って質問しにいく必要があります。積極的に質問をしていくことが難しい場合は、個別を選んだほうが質問をするときの心理的なハードルが低いでしょう。
集団指導型の医学部予備校が向いている人の特徴
ここからは集団指導型が向いている人の特徴を解説します。上記で述べた個別指導型と比べて参考にしてみてください。
素直に人のいうことが聞ける人
集団が向いているのは、先生のいうことをしっかり聞いて行動に移せる人です。そういう人の場合は、周りの生徒からいい影響も受けやすく、やる気をアップさせて成績向上につながりやすいでしょう。
自分から質問ができる人
集団で授業を受ける場合は、自分の分からない部分を把握して授業中や授業が終わったあとに自ら先生へ質問にいかなければいけません。積極的に質問をしていくことに難しさを感じない人は、集団が向いているといえるでしょう。
勉強時間をしっかり取ることができる人
集団の場合は、生徒が不得意な部分を重点的に授業してくれるわけではありません。そのため、生徒自身が自分の苦手なところを把握して、集中的に勉強をしていく必要があります。勉強時間をしっかり確保して取り組める場合は、集団であっても問題なく成績アップにつなげていけるでしょう。
まとめ
この記事では、個別と集団で授業を受ける医学部予備校の違いについてメリット・デメリットを解説しました。どちらのスタイルであっても医学部の受験対策を万全に行うことは可能でしょう。それぞれの授業スタイルによって特徴があり向き不向きがあるため、どちらが向いているか、この記事を参考にして確認してみてください。