名古屋市立大学の難易度や学費について
名古屋市立大学
住所:〒467-8601 名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1
TEL:052-853-8077
名古屋市立大学といえば、東海地方でも根強い人気を誇る名門大学です。交通機関からのアクセスもよく、整った施設やカリキュラムが魅力的なので、入学を希望する受験生も多いですね。入学を検討するなら、難易度や学費についても気になるはずです。この記事では、名古屋市立大学の難易度や試験の特徴、そして学費についても解説します。
名古屋市立大学の難易度とは?
まずは、名古屋市立大学の難易度はどの程度なのか、偏差値を確認しましょう。医学部や薬学部、経済学部の偏差値は65程度です。これらは人気がある学部なので倍率も高く、しっかりとした受験対策をしないと合格できません。
その一方で、芸術工学部の偏差値は50程度となっています。学部によって、難易度の差が大きいといえるでしょう。
名古屋市立大学の試験の特徴
つづいて、名古屋市立大学の試験内容について解説します。各科目の試験問題の特徴について一つずつ紹介しましょう。また、受験を考えている人は、ぜひ一度過去問題を解いてみてください。
国語
試験時間は90分で、現代文2問、古文1問で構成されています。大問3問ですが、現代文が長いので、要点を捉えながら素早く読み進めて回答する必要があります。記述式の問題が多いので、少ない字数で簡潔にまとめて回答する訓練をしておきましょう。
古文は標準レベルの内容です。単語の意味や文法を抑えておくことがもちろんですが、主要な古典作品を読んでおくことをおすすめします。
数学
試験時間は120分で、大問4つで構成されており、標準レベルの試験内容です。数学はすべての問題が記述式なのが大きな特徴です。まんべんなく幅広い範囲から出題されているので、もれなく学習しておきましょう。
また、記述式問題を学習するとき、なかなか自分自身では採点することが難しいものですね。学校や予備校などの先生に採点してもらい、正しく回答できているかチェックしてもらうのがおすすめです。
英語
試験時間は120分、大問4つで構成されていますが、かなり難易度が高めです。内容は読解問題3問と英作文1問で、すべて記述式です。
近年は読解問題が長い傾向があるので、合格を狙うためには速読力も重要となります。長文問題に繰り返し取り組み、慣れておくことをおすすめします。文法問題に対応するためには、英単語や熟語の確認もしっかりしておきましょう。
物理
大問4つで構成されており、内容は熱力学や電磁気学から多く出題される傾向があります。標準レベルの問題が中心ですが、難しい問題も出題されています。
すべて記述式で、計算問題と論述問題も出題されます。要点を抑えて回答できるようにしっかり対策を行いましょう。また、グラフの読み取りにも慣れておくことをおすすめします。
化学
化学も標準レベルの試験内容です。無機と有機、どちらの分野からも出題されているので、もれのないようバランスよく学習しておきましょう。
生物
大問4つで構成されています。基本的な生物の知識を備えていることはもちろんですが、グラフ作成などの能力も問われます。さらに、論述問題が多く出題されることから、ポイントをきちんと抑えつつ、決まった字数以内で回答できる文章力も求められます。
つまり、生物は物理や化学よりも難易度が高いのです。ですから、生物が得意という場合は別ですが、生物を選択しない方が受験生にとっては負担が少ないといえます。
名古屋市立大学の学費
最後に、名古屋市立大学の学費について解説しましょう。まず入学検定料は、1日程につき1万7,000円となっています。つづいて入学料や納付金について解説します。
令和3年度の医学部入学料と納付金
名古屋市立大学の医学部に入学する際は、入学料と納付金が必要となります。
・入学料:名古屋市住民等23万2,000円(それ以外の入学者は33万2,000円)
・諸団体納付金:26万3,800円
本人や配偶者など1親等の親族が1年以上して名古屋市内に住んでいることが住民票で確認できる場合は、名古屋市住民等の入学料となります。入学料の他に、入学時には納付金も必要となります。ですから、入学料と諸団体納付金を合計した入学時納付金は以下のようになります。
・入学時納付金:名古屋市住民等49万5,800円(それ以外の入学者は59万5,800円)
授業料
授業料は前期と後期、それぞれ26万7,900円です。やはり公立大学なので、私立大学の医学部に比べると、学費はかなり抑えられます。これらの費用は今後変さらになる可能性もありますし、これら以外の諸経費が必要になる場合があります。
名古屋市立大学の難易度や学費について解説しました。学部にもよりますが、とくに医学部などは難易度も高いので、入学を希望する受験生は早めに受験対策を行うことが大切です。過去問題にもしっかりと取り組んでおくと入試傾向がわかるはずです。各科目の対策をしっかり行って受験に臨んでくださいね。また、名古屋市立大学のホームページでも最新情報を調べてみてください。