医学部予備校の体験授業でチェックするべきポイントとは?
医学部予備校に通う前に、体験授業を受けることをおすすめします。名古屋は医学部予備校が数十校もあり、各自それぞれ特色があるのです。少人数精鋭、個人指導、私立医学部などに特化など、さまざまな選択肢がある中で、自分に合わない予備校を選ぶと合格が遠ざかるおそれがあります。どこをチェックすべきなのかご紹介しましょう。
医学部予備校に通うメリット
医学部予備校に通うメリットは計り知れません。医学部受験は綿密で高度な対策が必要です。宅浪(自宅で自習する)よりも予備校に通うほうが、はるかに効率的でしょう。
医学部受験に特化したカリキュラム
医学部受験はほかの学部とは異なる対策が必要です。受験科目、配点、受験時間、面接の点数の有無など、志望校によっても特色があります。ある程度は参考書などを使えば学べますが、出題傾向などは予備校でなければ知ることが難しいでしょう。医学部予備校はより効率的に、より確実に医学部合格を目指す最適な選択です。学科試験だけでなく面接、小論文の対策も完璧。とくに私学は面接にも加点される傾向があるため、よりきめ細かい対策が必要です。
勉強に集中できる
医学部予備校に限らず、予備校は受験勉強のための環境を整えています。自習室がある予備校がほとんどで、自宅よりも集中して長時間勉強しやすくなります。自習室は個別に借りるとかなり高額ですが、予備校付属の自習室なら予備校代だけで使用可能。自習室の形態は個室か複数人で使うかなど、予備校により異なります。
自分の理解度に合った学習ができる
とくに個別指導の予備校が顕著ですが、予備校なら自分自身の現在の状況に応じて、きめ細かい学習指導が受けられます。自分でも把握できなかった弱点、より効率のよい学習法や対策を知りたいときは予備校一択です。高校生時代のように塾や補習授業ではカバーできなかった部分も、予備校なら丁寧に学べます。
医学部予備校の選び方のポイント
医学部予備校は大きく分けて「個別指導」と「少人数指導」の2種類があります。医学部予備校は一般的な予備校に比べて教員が多く、きめ細かい指導が期待できるでしょう。その代わり費用は高額ですが、金額に見合う学びが得られます。
マイペースに学びたい方は個別指導が最適
自分のペースで弱点を克服したい方は個別指導の予備校が最適です。講師があなたの理解度、理解度に応じて志望校対策を行うため、弱点や理解が難しい箇所がどんどん強化されていきます。自分でもどこから学び直せばよいか対策が立てにくい方、効率的に弱点克服をしたい方には最適です。
個別指導の弱点は「自律が求められる」点。周囲に共に学ぶ同士がいないので、自分の意思で学び続けなければいけません。講師とほぼマンツーマンなので、講師との相性でも評価が左右されがちです。自分のペースでコツコツと進められる方、集団で学ぶと気が散りやすい方に向いています、
周囲と切磋琢磨したい方は少人数指導も
よくも悪くも周囲の雰囲気に左右されやすい方は、少人数指導の予備校が向いています。周囲はみんな医学部を目指す同士で、たとえ自分が怠けようとしても周囲の努力する姿を見れば気が引き締まるでしょう。合格後にも交流が続くこともあり、将来の人脈作りにも役立ちます。苦しいのは自分だけではない、同士がいるという安心感は少人数指導ならではの利点です。
しかし、少人数指導の弱点は指導について行けなくなるおそれがあること。少人数とはいえ、集団で学ぶため個別指導に比べるときめ細かさはありません。
「合格率」を見る
医学部予備校では合格者数など合格実績を公開しています。しかしひとりで複数の医学部に合格する人をダブルカウントする、一次合格者だけをカウントすることもあり、実態と異なることもあるようです。実体を把握するなら「合格率」を確認しましょう。
講師がいつも予備校にいるか
授業がない日でも自習室で学び続けることができます。そのときに分からないことがあると、予備校にいる講師に質問することができます。自習室が空いている時間帯に講師が常勤しているか、確認しましょう。
医学部予備校の体験授業でチェックするべきポイント
医学部予備校では体験授業を行います。教室に行き直接授業を受ける来校講習か、WEBのオンライン講習どちらも選べる予備校もあるでしょう。体験授業ではどこをチェックするとよいでしょうか。
授業の分かりやすさと指導力
体験授業では、予備校を代表する講師が受け持つことが多いようです。花形講師は分かりやすさだけでなく、効率的でズルい解決法や「やる気を上げる」もあります。まずは、素直に授業を受けて「分かりやすいか」「興味が持てる指導か」を見てみましょう。
常勤講師が多いか
花形講師は複数の予備校と契約しるため、いつでも予備校にいるとは限りません。そのため、常勤講師の体験授業も受けることが大事です。常勤講師の授業が分かりやすければ、まずは安心できるでしょう。
まとめ
医学部予備校は講師との相性を第一にチェックしましょう。地道にコツコツ指導するタイプ、お祭りのように鼓舞して受験生を乗らせるタイプなど、雰囲気は予備校によって特色があります。体験オンライン講習もありますが、差支えがなければ来校して実際の雰囲気を味わってみましょう。来校すると教室だけでなく自習室や各種設備など、オンラインでは掴みにくいエネルギーを感じることができます。授業だけでなく面談など多角的なフォローアップで、医学部合格を目指しましょう。