医学部を目指すなら塾と予備校どちらがいい!?それぞれの違いを解説
難関大学の代表の1つである医学部を目指す時、「塾と予備校どちらに通えばよいのだろう?」と迷う方は多いのではないでしょうか。そもそも塾と予備校には、どんな違いがあるのかご存知ですか?この記事では、塾と予備校の違いや、それぞれの特徴について解説します。これから医学部合格を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
塾の特徴
ここでは塾の特徴について、まとめています。塾は何を目的とした場所で、どんなことができるのでしょうか?
■塾=学力を補うための場所
塾というのは、主に学力を補うための場所です。たとえば、文系志向で理数系が苦手な生徒なら数学を重点的に学び、英語が苦手なら英語を中心に学習するなど、苦手克服や足りない学力を補うために利用されます。
■受験生以外に小中学生も利用
塾の大きな特徴は、受験生以外も利用していることです。高校や大学受験に向けた入試対策をはじめ、机に向かって勉強する習慣をつけるために通う小学生や中学生など、幅広い学年の子どもたちが利用しているのが塾という施設です。
■個別指導や進路相談が可能
塾では講師と生徒によるマンツーマンの関係が作れるため、生徒1人ひとりの学力に合ったカリキュラムを組めます。また、わからないことはその場ですぐ質問することが可能です。さらに、塾では講師との距離が近いため、志望校が決められない場合は進路相談を行い、アドバイスを受けることもできます。
予備校の特徴
塾の特徴がわかってきたところで、今度は予備校の特徴について見てみましょう。予備校はどんな場所で、何ができるのでしょうか?
■予備校=受験合格のみが目標
予備校というのは、受験合格のみを目標に掲げた機関です。そのため、大学入試で出題される問題を徹底的に分析したカリキュラムを使い、とにかく点数を上げることに専念します。講師も、教育業界での高い実績を持つプロ集団です。なおかつ、途中で離脱してしまうことを避けるために、生徒や保護者を対象とした相談会も設けています。
■豊富な入試情報などが魅力!
何といっても「大学合格」という一点のみを目標に掲げているため、大学入試に関する豊富な情報量が予備校の魅力です。ネットで調べるだけでは手に入らない詳しい資料が手に入るため、学校の進路指導にはない最新の情報を得ることが可能です。
■勉強に集中できる環境がある
予備校では自習室を設け、生徒たちが勉強に集中できる環境を提供しています。そのため、「自宅だと落ち着いて勉強できない」といった方にとっては、非常にありがたいでしょう。自分と同じように、大学合格に向けて頑張る仲間と空間を共にすることによって、学習する意欲も大きく向上するといえます。
塾と予備校の違い
塾と予備校それぞれの特徴がわかってきたので、いよいよ塾と予備校の違いについて見ていきます。違いを知ることで、「どちらがより自分に合っているのか?」を判断してみましょう。
授業料について
授業料は塾が月謝制なのに対し、予備校では年契約となります。そして、塾では学習する科目数や通う頻度によっても、料金が変動します。
相場は塾なら毎月5,000円~3万円、予備校なら年間300万円~500万円です。また、授業も塾なら全科目指導している教室もあれば、1教科だけ講師が1人でやっている教室もあります。
講師について
塾ではその教室のコンセプトにもよりますが、大学生や指導実績すらない社会人がアルバイトとして講師を務めていることもあります。
これに対し、予備校ではとにかく点数を上げ受験に合格させることをゴールとしているため、指導実績が豊富なプロ集団が担当しているようです。
校舎を利用できる時間帯
塾は生徒たちが放課後に通うことを前提としているため、大体14時頃から営業を開始します。そして、小中学生など年齢の低い生徒もいるため、20時には教室を閉めることが多いです。
これに対し、予備校では浪人生など丸一日勉強に使える生徒たちもいるため、朝9時~21時まで校舎が利用できるのです。そのため、受験に向けてしっかり学習したい方に合うでしょう。
志望校を決めるタイミング
塾では苦手科目の克服をはじめ進路相談も行っているため、入塾後ある程度成績が上がってきてから志望校を決めたり、講師などに志望校をどこにしたらよいか相談したりできます。
これに対し、予備校では大学合格のみを目標に掲げているため、進路相談も勉強の相談も行いません。そのため、予備校では入校する前に将来の志望校を決めておく必要があります。
塾と予備校の違いについて、それぞれの違いを解説しました。結論として、塾はまだ志望校の決まっていない方が総合的な学力アップと苦手克服のために通う場所で、予備校はすでに志望校が決まっている方が大学受験合格に向けて通う場所だといえます。そのため、苦手を克服したいなら塾、そして大学に合格したいのなら予備校が向いているでしょう。難関大学合格に向けて、後悔のない選択をすることをおすすめします。